クラリネットの吹き心地や音色を大きく左右するのが、リードの仕上がりです。

 

どんな風にリードを選んだらいいのかということや、自分にぴったりのリードに仕上げるための削り方をご紹介します。

 

クラリネット定番のリード5選

これからクラリネットを始めようという方の場合、リードの選び方はもちろんのこと、いったいどんなリードが良いのかどうかも分からないと思います。

 

そこで、初心者におすすめの定番のリードを5つまとめました。

 

VANDOREN(バンドレン) トラディショナル(青箱)

 

定番中の定番リードです。

 

一番初めに使うリードとしてもおすすめなので、このリードの吹奏感を基準にして自分好みのリードを探すといいでしょう。

 

最初は青箱の2もしくは21/2(ニーハン)で練習を始めて、しっかり音が出るようになってからリードを3番に変えるのがおすすめです。

 

VANDOREN(バンドレン) V12(銀箱)

青箱と比べると太くて深みのある音色が出るのが特徴で、初心者だけではなく中級者〜上級者にも向いています。

 

青箱よりも高価なので、ある程度演奏できるようになって音色にこだわりたいと思ったら使ってみましょう。

 

青箱からリードを変えただけで、音量がアップしたように感じる方もいます。

 

VANDOREN(バンドレン) ルピック56

音色の幅が広く、吹奏楽はもちろんジャズ系の演奏にもおすすめのリードです。

 

青箱よりも厚さのラインナップが豊富なので、好みのリードを見つけやすく、明るい音色を出すのも得意です。

 

ちなみに、トラディショナルシリーズやV12sシリーズは同じくシングルリードのサックスにもあります。

 

ルピックシリーズはクラリネット用のみとなっています。

 

RICO(リコー) グランドコンサート

グランドコンサートは種類が多いのですが、青箱と比べると全体的にコシがあって吹奏感が強めなのが特徴です。

 

ハート部分を厚くする斬新なカットで、音程の切り替えがしやすく安定した音色を奏でることができます。

 

息圧がしっかりするまでは音が鳴りにくいかもしれません。

 

しかし、パワフルな音色を出したいときにはぴったりのリードです。

 

RICO(リコー) レゼルブ

RICOの最高級品リードといえば、レゼルブのシリーズ。

 

リード自体にしっかり厚みを持たせており、カット部分が長めなのが特徴です。

 

ケーン(リードを作る材料)の根元の2節のみしか使わないという徹底的なこだわり。

 

音色の重厚感やきらびやかさと、高い耐久性の両方を実現しています。

 

 

 

自分にぴったりのリードに仕上げてみよう!

箱から出したままのリードをそのまま使っている人もいますが。

 

少し削るだけでも自分好みのリードに変身させることができます。

 

ここでは、初心者でも挑戦しやすいサンドペーパーを使ったリードの調整方法をご紹介します。

 

リードを削る準備をしよう!

 

リードを削るときに必要なものの3つだけ

 

  • 目の細かいサンドペーパー
  • コップ

 

サンドペーパーは楽器専門店で購入することができます。

 

例えばヤマハでは「リード リムペーパー」という名前で売られており、15枚セットで540円(税抜)です。

 

ただ、必ずしも専用のサンドペーパーを使わなければいけないわけではありません。

 

ホームセンターに売られているA4サイズの目の細かいサンドペーパーで代用できます。

 

リードは水に濡らしながら調整しなければいけないので、必ず厚手の耐水ペーパーを選ぶようにしてください。

 

サンドペーパーは番号が小さくなるほど目が粗くなるのですが、リードの調整には使い勝手のいい800番や400番を使う人が多いです。

 

 

実際にリードを削ってみよう

リードを削る手順をご紹介します。

 

サンドペーパーを使いやすい大きさに切る

 

大きさに決まりはありません。

 

リード2〜3枚分くらいの大きさが扱いやすいです。

 

リードを水に浸さずに、そのままの状態で吹いてみる

 

濡らしていないため硬く吹きにくく感じると思いますが、この状態での吹き心地を覚えておきましょう。

 

リードの表面全体を優しくなでるようにして、表面のケバ立ちやザラつきをきれいに整える

 

削るのではなく、リード表面をきれいにするのが目的。

 

力を入れないようにしてください。

 

最後に一度吹いてみますが、1日目はこれで終了です。

 

翌日になったら、もう一度調整

 

昨日よりも少し思い切ってサンドペーパーで削っていきます。

 

削ると言っても、薄くするのではなく表面を調整するつもりでサンドペーパーをかけてください。

 

この時点でちょうどいいようなら調整は終わりです。

 

まだ硬いようなら、明日再調整します。

 

好みの厚さよりも「少し硬め」でとどめておくのがリード調整成功の秘訣です。

 

好みの厚さになったら、実際に水で湿らせて吹いてみる

吹いてみてまだ調整が必要な場合は、完全に乾燥させてから同様に削る作業を繰り返します。

 

調整がバッチリだった場合でも、この日は10分以上リードを使い続けないようにしてください。

 

調整から3〜4日は1回あたりの使用時間が10分を超えないようにします。

 

リードは消耗品?長持ちさせる3つのコツ

リードは消耗品ですが、自分好みの吹奏感のリードは少しでも長く使いたいものです。

 

リードを長持ちさせるための3つのコツを実践してみましょう!

 

1.リードは必ずリードケースに片付ける

 

リードを裸のまま放置していたり、リード購入時の簡易ケースをいつまでも使っている人はいませんか?

 

一回でも使用したリードは、専用のリードケースに片付けるようにしましょう。

 

リードのコンディション重視ならガラス製のケース、コスパや持ち運びのしやすさ重視ならプラスチック製のケースがおすすめです。

 

なお、リードケースについては、こちらの記事で詳しくまとめています。

 

参考ページ:クラリネットのリードケース選び!どれがおすすめ?

 

2.モイスレガートでリードの湿度を一定に保つ

 

リードは自然の素材で出来ているので、湿度によって状態が変わってしまいます。

 

より良い状態でリードを保つために、モイスレガート(湿度調整シート)を使って乾燥を防いであげましょう。

 

モイスレガートを使えば、開封後2年間はリードケース内の湿度が40〜60%に保たれます。

 

無地のシンプルなものから、ハギレを使った色鮮やかなものまでいろいろありますよ。

 

参考管楽器ケア用品:永江楽器

 

3.リードは毎日同じものを使わないこと

お気に入りのリードは毎日でも吹きたくなるものですが、同じリードばかり吹いているとリードの寿命を縮めてしまいます!

 

靴でも下着でも、同じものを毎日使っていると傷みが早いですよね。それと同じことがリードにもいえます。

 

リードを長持ちさせたければ、毎日違うリードをローテーションして使いましょう。

 

10枚セットのリードを買ったのなら、1枚ずつ交互に使っていくのもおすすめです。

 

1日当たりの練習時間が何時間にも及ぶのなら、1日の間で複数枚のリードを交互に使うようにしてください。

 

こうすることでリード1枚1枚の寿命が延びるのはもちろんのこと。

 

「お気に入りのリード以外で音が鳴らない!」といったトラブルも防げます。

 

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