演奏

 

 

ロングトーンは、直訳すると「長い(ロング)音色(トーン)」。

 

音をまっすぐ長く伸ばすための練習方法です。

 

ロングトーンを上手く吹けるようになると、感情がこもった魅力的な演奏ができるようになります。

 

ただ単に音を伸ばすのではなく、強弱をつけたり、音量を調節したりしてロングトーンを練習してみましょう!

 

音をイメージしてロングトーンに挑戦!

クラリネットに慣れてくると、テンポの速い難しい曲にチャレンジしたくなる人が多いと思います。

 

ゆっくりした曲をどれだけ魅力的に演奏できるかどうかにもチャレンジしてみてください。

 

ただ単に速い曲を吹けるだけだと、「速い曲を吹けてすごいな」と思うだけで、感動を与えることはできません。

 

聴き手が感動するような演奏をするためには、「歌うように曲を演奏する」必要があるんです。

 

歌うように曲を演奏するために欠かせないのが、ロングトーンの練習です。

 

クラリネットの演奏を聴いて、感動した経験はありますか?

 

もしあれば、その時の音色を思い出してください。

 

生のクラリネット演奏を聴いたことがない人は、CDでも構いません。

 

「こんな音を出したい」という音色を頭の中でイメージしてからロングトーンの練習を始めると、練習効果が高まります。

 

 

 

ロングトーンは「つまらない」という人が多い練習方法

 

そんな時は、いろいろなテーマをつけてロングトーンを練習してみてください。

 

例えば、「悲しみのB♭」といった具合です。

 

ロングトーンは1つの音を長く伸ばして練習するわけですが、その音色を「悲しい」という気持ちを込めて吹いてみてください。

 

どうして悲しいのかとか、どれくらい悲しいのかなど具体的にイメージすればするほど、音色に深みが出ます。

 

テーマによって音色が吹き分けられるようになると、実際に曲を演奏したときに、表現の幅がぐんと広がります。

 

やってみよう!基本のロングトーン練習

吹奏楽で音程を合わせるときの「B♭(ベー)」の音でロングトーンの練習をしてみましょう。

 

まず最初に、無理なくきれいな音が出せる時間をストップウォッチで計ります。

 

ただ単に音を長く伸ばそうとするのではなく、1つの音をまっすぐ前に飛ばすように響かせるようにするのがポイントです。

 

 

吹き始めはピアニッシモ(pp)、そこからだんだんとクレッシェンドしていき中間でフォオルテッシモ(ff)、終わりに向かってピアニッシモ(pp)で締めくくります。

 

きれいな音を出せる時間が10秒だった場合は、音を出してから4〜6秒目で一番大きな音量(ff)になるように吹きます。

 

途中で音が小さくなったり、大きくなったりしないように気を付けてください。少しずつ大きくなって、少しずつ小さくなるのが理想的です。

 

横長のきれいなひし形をイメージして音を出すといいかもしれません。

 

音量を変えるとピッチがずれてしまうときはどうする?

クラリネットは、大きな音を出すときにピッチが低く、小さい音を出すときにはピッチが高くなりやすい楽器です。

 

大きな音を出したときにピッチが下がってしまう場合。

 

息のスピードを上げたり、下顎を少し前に出すようにしてアンブシュアを変えてみてください。

 

難しいのは、小さい音を出したときにピッチが上がってしまう場合です。

 

音を小さくしようとすると、リードとマウスピースの隙間が小さくなりがち。

 

隙間が小さいと、そっと息を吹き込んでも息のスピードが上がってしまい、ピッチが高くなってしまいます。

 

弱い音を吹くときには、いつもより柔らかいアンブシュアを心がけてください。マウスピースを唇で包み込むようなイメージです。

 

ロングトーンが終わった時に口の周りの筋肉が痛いという人は、唇に余計な力が入っている可能性が高いです。

 

唇の力が上手に抜けるようになると、弱い音でもピッチを合わせられるようになります。

 

 

音がまっすぐ伸びないのはどうして?

腹筋が弱かったりアンブシュアが安定していないと、音が揺れてまっすぐきれいに伸びません。

 

クラリネットは、リードとマウスピースの間に吹き込んだ息の量で音量やピッチが変わります。

 

でも、腹筋が弱いと息の量を一定に保てません。

 

吹き込む息の量がバラバラになってしまうと、音量やピッチがズレるので音が揺れて聞こえます。

 

腹筋は楽器がなくても鍛えることができます。

 

まず最初に、クラリネットを吹くときのアンブシュアの形を作ります。

 

次に、肺に入っている空気をすべて出し切ってください。

 

「もう苦しくて息が吐けない!」となったときに、腹筋に力を入れて「フッ!」と息を吐き切るのがポイントです。

 

息を出し切ったら、鼻からスーッと息を吸い込みます。

 

クラリネットを吹くときは「腹式」呼吸なので、胸が膨らまないようにして、おなかをできるだけ大きく膨らませてください。

 

そして、10秒かけてゆっくり、ゆっくりと息を吐きだしていきます。

 

息を出していくにつれて、大きく膨らんだおなかがへこんでいればOKです。

 

空いた時間があれば、積極的に腹式呼吸してみましょう。

 

練習すればするほど腹筋がついてきて、音がまっすぐ伸びるようになりますよ!

 

音がまっすぐ伸びない原因

 

アンブシュア

 

アンブシュアに力が入ってしまうと口の周りの筋肉がガチガチに緊張して固くなり、音がブルブルと細かく揺れてしまいます。

 

アンブシュアを安定させるコツは、こちらのリンクを参照してください。

 

参考ページ: 音を安定させよう!クラリネットのアンブシュア3つのコツ

 

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