クラリネットのキー部分が黒っぽくなっていたり、サビたように見えることがあります。

 

キーがサビたままで問題ないのか、音色が悪くなることはないのか・・・と心配になってしまう人も多いと思います。

 

そこで、キー部分がくすむ原因や、サビ・くすみの落とし方についてまとめました。

 

キーはサビたままでも問題ない?

クラリネットのキーの見た目がサビていても、演奏上は全く問題ありません。

 

キーの見た目が気にならないのなら、基本的にはサビたまま使用しても大丈夫です。

 

ただし、サビに加えてキーの動きが悪いようなら、オイル切れやキーが変形している可能性も。

 

この場合は、楽器店に持っていってメンテナンスが必要になります。

 

参考ページ:クラリネットを修理したい!どこに頼む?値段は?

 

キーの状態別対処法

どんな風にくすんでいるかは、キーの材質にもよります。

 

自分のクラリネットのキーをよく観察して、状態にあった対処方法を試してみましょう。

 

キーが黒っぽくくすんでいる場合

一般的なクラリネットのキーには銀メッキが施されているのですが、銀は黒ずみやすい性質があります。

 

シルバーアクセサリーが汗で黒ずむのと同じような原理です。

 

黒ずみが気になるときは、銀用の磨き剤を使いましょう。

 

ただし、金管楽器用の銀磨き剤は、研磨剤が入っているものがほとんど。

 

研磨剤入りのものはキー表面を削ってしまうため、楽器全体の調子が狂う原因にもなりかねません。

 

最近は、研磨剤が入っていない銀用の磨き剤も市販されています。

 

楽器屋さんで見つからない場合は、銀アクセサリー用のクロスでも代用可能です。

 

 

 

青緑色のサビがついている場合

お手頃価格のクラリネットの場合は、材料費を抑えるためにキーの材質に「ニッケル」を使用しています。

 

ニッケルを施したキーは、はじめからやや黒っぽい色をしているのですが、経年劣化とともに青緑色のサビが浮いてくることがあります。

 

ニッケルが使われているキーの場合は、ニッケル用の磨き剤を使いましょう。

 

ヤマハだと「メタルポリッシュ」という名前で売られています。

 

メタルポリッシュをクロスに少量含ませて、優しく青緑色のサビ部分を拭けばきれいに落とせます。

 

ただし、研磨剤入りの磨き剤を使いすぎるとメッキ部分が剥げてしまうので、少しずつ様子を見ながら使用するようにしてください。

 

参考お手入れ用品 サイト:YAMAHA

 

プツプツと小さい気泡ができている場合

キーの表面にプツプツと気泡が見られる場合は、キー表面とメッキ剤の間にサビが生じている可能性があります。

 

セルフメンテナンスでは、メッキ内側のサビ取りは残念ながら無理です。

 

プツプツ気泡ができていても演奏に支障はありません。

 

しかし、完全にきれいにしたいと思ったら楽器の修理店で再メッキしてもらうことになります。

 

 

サビを防止する方法

キーが錆びてしまう原因は主に2つあります。

 

手の汗や皮脂がキーに付着したままになっていること

 

クラリネットを使った後に、楽器用のクロスでキーの部分を拭いておくだけでサビにくくなります。

 

マウスピースと一緒に保管していること

マウスピースにはエボナイトという物質が含まれているものが多いのですが、エボナイト製のマウスピースはキーの黒ずみを誘発します。

 

サビや黒ずみを防ぐためにはマウスピースと別に楽器を収納するか、マウスピースをハンカチなどでくるんで一緒に収納することです。

 

キーの変色を防ぐアイテムを使う方法もあります

 

「C・ガード」というクロスを楽器ケースに入れておくと、銀メッキが施されたキーの変色を防げます。

 

ただし、すでに変色してしまったキーをきれいにできるわけではありません。あくまで「変色予防」です。

 

新しい楽器を買ったときに一緒に入れておくか、キーのサビや黒ずみを落としてから使うといいでしょう。

 

なお、メッキがニッケルの場合は効果が期待できないので気を付けてください。

 

参考 クラリネット・オーボエ用 :永江楽器

 

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