はじめてでも大丈夫!クラリネットの運指表を覚える3つのコツ
クラリネットにはキーがたくさんあるので難しく見えますが、小学校時代に吹いたリコーダーと同じように、このキー(穴)とこのキー(穴)を押さえると、この音が出る…というような決まりがあります。
運指表は、吹きたい音を出すための説明書のようなものです。クラリネットを吹けるようになりたいという人は、まず運指表をマスターしましょう。
運指表を覚えるコツ1 まずは指のポジション確認!
運指表を見て指のポジションを練習する場合は、指の動きに集中するために最初は音を出しません。
ただし、正しい姿勢を体に覚えさせるためにも、実際に吹くときと同じような姿勢で構えてキーを押さえるようにしましょう。
運指表にはいろいろなものがありますが、YAMAHAで公開されている運指表が見やすいのでオススメです。
クラリネットのイラストが描いてあり、抑えるキーを赤色で色づけしてあります。1つ1つ確認しながら、赤くなったキーを押さえてみましょう。
参考URL:YAMAHA楽器解体全書
運指表を覚えるコツ2 実際に音を出してみよう!
音を出さずに指のポジションを確認したら、実際に音を出してみましょう。
楽譜にある音符と明らかに音程が違う場合には、ポジションが違っている可能性があります。
また、しっかりキーを押さえないと、キーの穴が塞ぎきらずに正しい音が出ませんから、キーの中央を押さえるようにしましょう。
音を出す時には、息を細く、細く出すようにすると、キーッという甲高い音が鳴りにくくなります。
ただし、目的は運指表を覚えることで、綺麗な音を出すことではないので、音の綺麗さよりも、正しい指使いが出来ているかを重視して下さい。
運指表を覚えるコツ3 簡単な曲を運指表なしで挑戦!
運指表を見ながら音程を確認したら、簡単な曲を吹いてみましょう。
カエルの合唱など、何も見なくても音符を口ずさめるような曲なら、次に出す音が頭の中でイメージできますよね。あとは覚えた運指表に沿って、指を動かすことができるかどうかです。
指が全然動かない、という場合は、コツ1、2に戻って再度覚え直しましょう。自分が出したい音符の音をスムーズに出せれば、運指表を覚えるというクラリネットの第一ステップクリアです。
繰り返し指の動きを練習しよう!
クラリネットの運指表を覚えるためのコツは、何度も繰り返し練習することです。
音を出さずに指のポジションを確認したら、実際に音を出してみる…
という事を繰り返すうちに、運指表を見なくても指がスムーズに動くようになりますよ!
